テイクオフの時に、リーシュコードが後ろに流れなくて、踏んでしまう。足場が不安定に。ゴムにワックスがべったりとくっつく。取ろうと思ってもなかなか取れないワックス。
この事故は、多いときに一日に二度三度と起こるときがあります。「なんでだよ」と叫びたくなりますが、思ったところで逃した波は帰ってきません。運任せにするのではなく、できるだけ避けるようにしたいものです。
これもテイクオフの時、足の指に挟まる。踏んだ時よりも厄介。踏んだとしたら、足を浮かせればリカバリーできるが、指に絡まると、外そうと思っても外れない。かがんでなんとか頑張るが、波乗りどころではなく失速したりしてあえなく撃沈。
波待ちしている時、いつの間にか足にリーシュコードが絡まる。足から外してもまた絡まる。ゴムがねじれているのが問題なので、捻じれを解消すると絡まなくなる。
リーシュコードが絡まる事故を防ぐためには、絡まないように設計されたリーシュコードを買うこと。絡まないように保管する。買ったときにはきちんと使えるように準備をする。この三点を心掛けましょう。
絡まないようなリーシュコードは「ブランド」に記載の「XMリーシュコード」がおススメ。管理人も使用していますが、絡みにくくなりました。
絡まないように保管するには「メンテナンス」に方法がおすすめ。使えるように準備するに関しても記載していますので、参考にしてください。
新潟に波乗りに行った時の事。初めて入った新潟のサーフィンポイント。もちろん、初めて行った新潟。
初めての場所では、海の状況を把握するのが大事。近くにいたサーファーに話を聞いた。「海底の状況、ウネリの向き、今日の波の状況」などなど。親切に教えてくれるサーファーもいれば、「はぁ?」みたいな顔をするサーファーもいる。新潟では、ローカルサーファーと思われる方が、とても親切に教えてくれた。めちゃいい人だったね。
入ったのは、「百川海水浴場」。基本的に海底は砂だが、インサイドに玉石がある。玉石だから問題なし。リーフブーツも必要なし。
今日は、かなり小波だった。小波というのもどうか?というような波。ウネリがインサイドでバンと割れる感じ。ショートボードにきつく、ロングボードでも厳しい。せっかくなので入りました。
久しぶりのサーフィン。パドル筋が鈍っていたので、ウネリをキャッチできない。天気もいいし、今日はパドル練習だな。と割り切って、来るウネリにパドルでチャージ。いい運動をしました。
小一時間ほどパドル練習をして、疲れてきたので上がることに。
沖から岸に向かってゆっくりパドル。その内にサーフボードから降りてカエル泳ぎ。もう少しで岸に到着というところで不意に足を取られた。何事かと思ったら、リーシュコードが海底の何かに引っかかった。引っ張ろうが何をしようが取れない。インサイドだから小さいながらも波がひっきりなしにやってくる。海底に引っかかったまま、岸に押しやられる。溺れそうになる。それでも取れない。
これはヤバいと思ってリーシュコードを足から話した。溺れはなくなったが、サーフボードが溺れそうだ。このままだとリーシュカップが壊れそう。サーフボードからもリーシュコードを外した。そして、一旦、岸に避難。
再度、いろいろとやてみるが、海底から剥がれない。いろんな向きから引っ張ってみたがダメだ。10分ぐらいやってみたが無理でした。
そこそこ新しかったのですが、捨てるよりありませんでした。
今日は、京都へ波乗りへ。京都の葛の浜海水浴場。小波でもそこそこ遊べるのがココのポイントのいいところ。今日は、腰腹の小波。それでも十分に遊べる。
小一時間ほど遊んだところ。波に乗ってインサイドで潰されて、体から板が離れリーシュコードが「ビヨーン」と伸びた所で。あの状態になると、足がサーフボードに引っ張られてビヨンビヨンなるんですよね。ところが、ビヨンとなったところで負荷が無くなり、足が軽くなりました。
海から顔をあげてサーフボードを見ると、岸の方に流されてる。足が軽くなった時点で分かっていたが、リーシュコードにトラブルがあったのだろうと。見てみると、壊れていました。一年ほど使っただけなんですけどね。壊れる時は壊れる。
壊れる時は壊れますが、「しょうがない」で片づけていい問題ではない。これが大きな波だったら大問題です。死んでしまうかも。小波だったから、「壊れちゃったね」で済んだのです。
大きな波やリーフのポイント、ちょっと遠くまでパドルで行くようなポイントに入る時は、リーシュコードは出来るだけ新しい状態のものを使用しましょう。
リーフで波乗り中。知り合いが波に乗って、波が崩れたところにヒット。スープに巻かれていると思ったら、なにやら叫んでいる。よく聞くと「板が流された、助けてくれ~」。
助けに行きましたが、波はどんどん来るし、一枚のサーフボードに二人で捕まっても、いまいち助けには成らない。サーフボードは波を被ってあっち行ったりこっち行ったり。二人ともが怪我をしそう。どうやって助けたらいいんでしょうね。
二人してなんとか岸の方へやってきた。浅い。足がつく。でもリーフ。微妙に尖ってる。ウニはいなさそうだが。切り傷は覚悟しないと。安全に上がれる場所まではまだまだ遠い。
と思っていると、ちょっと遠いが流されたサーフボードを発見。知り合いは自力で泳いでサーフボードを捕まえた。それを見届けて波乗りに戻りました。
二人して流されながら会話してたときは、「リーシュが切れた」と言ってた。波乗りを終えて、改めて聞いてみると、「リーシュロック」が切れたらしい。あまり聞かないがそんなこともあるんだね。
リーシュロックとは、サーフボードとリーシュコードを結ぶ役割の「紐」のこと。サーフショップに行けば、200円ぐらいで売ってます。あまり目立たないサーフ用品ですが、非常に重要な役割を担っています。これもリーシュコードと同じく消耗品ですので、一年に一度、最低でも二年に一度は交換が必要です。200円で安全を買うか?壊れてから考えるか?賢明なサーファーなら前者を選ぶでしょうね。