サーフィンとワックス

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サーフワックスについて

ワックスは、サーフボードのデッキ面に塗ります。なぜ、塗るのか?足が滑らないようにする為です。もし、ワックスを塗らずにサーフィンをしようとしても、それは無謀。スタンドアップの度にこけて、サーフィンにならないと思います。

波乗りには無くてはならないのがワックスです。後ろ足の辺りは、デッキパッドを貼っておくとワックスを塗る必要がありません。

価格は、200円~300円。大きさは、名刺大。重さは200g~300g。どれぐらい持つかは使い方次第、毎日使って1カ月ぐらいが目安。

ワックスの使い道で、もうひとつあるのが、テイクオフなどの時の手の位置に塗ります。大きい波の時のドルフィン時に手が滑らなくなります。デッキパッチに塗る人もいますが、むちゃくちゃ大きい波の時以外は、必要ないのではないかと思います。

使い分け

ワックスもウェットスーツと同様に、海水温などの状況によって使い分けます。使い分けの目安として、サーフワックスの包装用紙に使用温度が掲載されていますので、参照しましょう。スティッキーバンプスの分け方ですが、真夏がtropical、春~夏・夏~秋がwarm、冬~春・秋~冬がcool、冬がcoldです。

季節の変わり目に

サーフボードに塗っているワックスは、いずれは剥がさないといけない日がやってきます。大きくは季節の変わり目になります。冬から春、春から夏の二度の大きな転換点。夏から秋、秋から冬は剥がす必要はありません。なぜ、剥がさないといけないのか?「気温でワックスが溶けるから」

サーフボードへワックスの塗り方

ワックスは、力を入れずに円を描くように塗ります。
塗るときの注意点として、サーフボードが太陽光などで熱を持っていたりしたら、冷ましておかないと綺麗に塗ることができません。保管には気をつけましょう。

新しいサーフボードへのワックスの塗り方

下地でベースコートの塗ります。これは、硬いので季節に関係なく塗ることができます。ベースコートを塗る目的は、ワックスを塗りやすくするため。
満遍なく塗ったら、その上に季節にあったワックスを塗っていきます。仕上げは、トップコート。これも季節によって変わります。トップコートを塗る目的は、グリップ力を高めて足にグッと力が入るようにするため。
ベースコートとトップコートは無くても問題ありません。

ワックスが塗ってあるサーフボードへの塗り方

すでにワックスが塗ってあるサーフボードの場合は、ワックスを重ね塗りします。砂が入り込んでいたり、ワックスがやわらかくないことが前提です。

季節の変わり目のサーフボードへの塗り方

ワックスを触ってやわらかくなっていたらサーフボードからワックスを剥がします。この時に、ワックスコームを使います。これを使うと綺麗に丁寧にサーフボードを傷つけずに剥がすことができます。無いと、かなり時間がかかるし、汚い仕上がりになりますし、次に塗るワックスを綺麗に塗ることができません。

ワックスを剥がす時期の目安ですが、「冬から春」「春から夏」「夏から秋」「秋から冬」。外気温の変わり目や海水温の変わり目などが目安になります。また、サーフィンをする場所によっても変わる場合があります。

ワックス問題

ウェットスーツにワックスが

サーフィン終わりにウェットスーツに付いたワックスに困ったことはありませんか?

ウェットスーツに付いたワックスの原因は二つあります。

一つ目が、季節に合ってないワックスを使ったので溶けてしまった。ワックスは季節によって使い分けをします。季節によりますが、海水温によっても、サーフィンする場所によってもワックスの種類を変えます。どのワックスを使ったらいいのか迷ったら、近くにいるサーファーに聞けば教えてくれます。

ウェットスーツに付いたワックスは洗濯してもなかなか落ちません。べっとりこびり付いて白くなってブサイクです。そんな厄介な問題を解決してくれるやり方があります。「ウェットスーツに付いたワックスを簡単に落とす方法」です。

二つ目が、パドルのやり方が間違っている。パドルの際に体が左右に振られてユラユラとしているので、タオルで汚れを落とすように、ウェットスーツでワックスを拭き掃除しているのです。

パドルの時は、体を一直線にして動かさない。腕だけを動かす。体幹力が必要です。これらのやり方は「「サーフィンに効果的な筋トレメニューはコレだ!」で解説しています。ご参考に。

リーシュコードにワックスが

サーフィンを終えて、リーシュコードを洗っているときに気づく、「あれ?リーシュコードが白くなってる」。よく見ると、ワックスがべったりと付いている。ありますよね?

テイクオフの際に、足にリーシュコードが絡まってしまった経験は誰でもあると思います。その際に、足でリーシュコードを踏んでしまいワックスが付いてしまったのです。気づいたら拭き掃除で取り除きましょう。

車内のワックスが

サーフィンを終えて休憩し、二ラウンド目に備えてサーフボードにワックスを塗ろうとして気づく「あれ?ワックスが柔らかくなってる」。太陽のチカラで車内が暑くなって、その熱でワックスが柔らかくなってしまったのです。

直射日光の当たる場所に置かない。車内でもシートの下など熱がこもらない場所で保管する。熱対策は忘れずに。

ブランド

スティッキーバンプス

俺は、いつもこれを使用しています。
ベースコード、ワックス、トップコードなどがあり、ワックスが塗りやすいですしね。
それに、ワックスが粒のようになり、見た目に綺麗?から。

テラワックス

グリップ力が抜群です。スティッキーバンプスが売っていない時は、テラワックスを買います。

セックスワックス

基本的に嫌いなサーフワックスです。セックスワックスしかない時は、しょうがなく使いますが、基本的には使用しません。塗りにくいし、グリップ力がないから(あくまでも俺の使用感です。)

嫌いだと思ってましたが、今となっては「なぜ、そう思っていたのか?」謎だらけですが。よく使うようになりました。サーフショップによって扱うワックスに違いがあります。トリップ先のサーフショップにセックスワックスしか置いていないところもあります。買って、使ってみると、「あれ、使えるな」と思うようになってきました。

GOOD SURF WAX

オーストラリアで作られている天然成分由来のワックス。主成分はミツバチの蜜蝋。日本向けにはグリップ力を出すために樹液を混ぜ込んでいるとか。海の環境に配慮したワックスです。ただし、お値段は原料が高いのでそれなりにします。

GREENFIX

フランス人サーファーが開発したワックスです。主成分は、松の油。熱に強く、70度でも溶けないとか。ただし、サーフボードからワックスを剥がすときは大変みたいです。グリップ力は弱いみたいです。

FU WAX

極秘のレシピでブラジルでハンドメイド。主成分は何かわかりませんが、サーフィンの世界最高峰「WCT」の大勢の選手が使っているので、商品としてはありなのか?使ったことはありません。だって、高いんだもん。環境にいいから高い、のならわかるけど、極秘レシピでは何を使っているのやら。

どのブランドがいい

これは、俺が調べたんじゃなくて、あくまでも聞いた話です。

テラワックスは、グリップ力が一番ある。
でも、グリップ力がサーフィンをしているとすぐ無くなる。
なので、短時間(二時間前後)のサーフィンが向いている。

セックスワックスは、塗りにくい。
でも、丁寧に塗り込めば、グリップ力もそこそこある。
そして、グリップ力の保持が一番長いので、長時間のサーフィンに向いている。

スティッキーバンプスは、両者の中間に位置している。
バランスのよい、ワックスと言えるでしょう

これ等以外にも、いろいろなメーカーからワックスが発売されています。
自分に合ったサーフィン用ワックスを探しましょう。

せックスワックスの塗り方

まず、前提としてセックスワックスは固いです。ネバネバ系ではなくハード系の部類に入ります。固いのでサーフボードへのワックスの付着に時間がかかります。ガシガシするのではなく、ゆっくり、丁寧に時間をかけてしっかりと塗りこんでいくことが必要です。

セックスワックスは、種類が豊富です。季節ごとというか、細かく設定した水温ごとにワックスの種類があります。

セックスワックスの種類の多さ

真夏用、夏用、春秋用って感じになるわけですが、他のワックスよりも種類を集めないといけないということでもあります。と言いながら、無ければ他で代用というか無い袖は振れないとその時にあるセックスワックスを使いますが。本来であれば、すべての種類のワックスを持っていないとベストな選択ではありません。

何も塗っていないサーフボードの場合は、真夏用のセックスワックスを塗ります。いわゆるベースコートとして下地代わりに塗ります。 ここでは、厚さは1mmほど。触って凸凹ができるぐらいまで塗ります。ただし、一度の入水時間が長いサーファーの方は、分厚く塗ったほうがいいです。 とくに足を置く場所には多めに塗ったほうがいいです。

その上に、その時に水温に適した種類のセックスワックスを塗り重ねます。 ここでは最初に塗るときは少し厚めで塗ります。一度の入水時間が長いサーファーは、さらに厚めに塗ります。厚さが足りないと、サーフィン中にワックスがなくなって滑ってしまうことがあります。

何度かやってトライ&エラーを繰り返すと慣れてきます。そんなに難しいことではないですし、そこまでシビアに考えなくてもいい。

入手方法

商品の購入はネット通販が主流ですが、ワックスの場合は、サーフショップです。

ネット通販でも、買えます。ただ、送料などを考えるとかなり割高です。たくさん買うなら送料は問題ありませんが、ワックスは、1シーズン1個。なので、数量は不必要。無駄になるからです。
お勧めは、他の商品を購入するついでにワックスもあらかじめゲットする。
リーシュコードなら1年に1回は買うと思うので、その時についで買い。

サーフショップに行くのが一番いいと思います。
管理人もショップで買います。その時に、最新の情報をゲットしたりします。

とにかく、絶対に必要なサーフワックス。無いと波乗りはできません。あらかじめ購入して置くことをお勧めします。

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