熱帯や亜熱帯の海上で発生した低気圧(熱帯低気圧)のうち、風速が17m以上になった時に台風と呼びようになります。
台風の考え方としては、発達した低気圧、大きくなりすぎた低気圧というとらえ方でいいと思います。
台風は、たとえば「台風11号( クロヴァン)」などと何番目かを表す○○号と名前が付けられている。
さて、名前はどうやって付けているのか?
日本が独自に付けているだけだと思っていたのですが、どうやらそうではないらしい。
北西太平洋と南シナ海で発生する台風に関しては、各国の政府間組織である台風委員会(日本ほか14カ国等が加盟)が、平成12年から同領域内で用いられている固有の名前(加盟国などが提案した名前)をつけているようです。
平成12年の台風第1号にカンボジアで「象」を意味する「ダムレイ」の名前が付けられ,以後,発生順にあらかじめ用意された140個の名前を順番に用いて,その後再び「ダムレイ」に戻ります。
みなみに日本が提案した名前は、テンビン、ヤギ、ウサギ、カジキ、カンムリ、クジラ、コップ、コンパス、トカゲ、ワシです。
センスが無いような気もしますが・・・。
まぁ、無難な事が大好きな日本人らしいですね。
昭和41年に日本を襲った猛烈で超大型(最大風速80m/s、暴風半径が400km以上)が、6月末に房総半島の南東から北海道にかけて移動しました。
また、伝説の4人組グループ「ビートルズ」が6月末から日本武道館でコンサートを行うため台風の動きとは逆に北から南下して来日。
来日時には混乱はありませんでしたが、コンサート時には大混乱で警察もうんざり状態。
「台風」は本来の意味のほかに "社会に多大な影響を与えるもの" と言う意味で広く使われ、「ビートルズ台風」は当時のビートルズへの狂乱ぶりをなぞらえたものであります。