サーフィン用品の手入れ方法|サーフボードのメンテを忘れないで

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始めに言っておきます。「私は物持ちがいいです」。これは、断言できます。なぜ、物持ちがいいのか?それは、手入れをしっかりとしているからです。

サーフィン仲間がいますが、はっきりと分かれます。物持ちがいいサーファーと、すぐにボロボロになるサーファー。あなたの身近にも居ませんか?別にディスってるわけではありません。内心で「勿体ないな」と思っているだけです。

サーフィン用品は、サーフボード、ウェットスーツ、リーシュコード、が主なものになります。その中でもサーフボードは値段が高いこともありますし、すべてのサーファーが大事に扱っていると思います。大事に扱うのはもちろんですが、手入れの方法は知っていますか?

今までのサーフィン歴の中での知識と経験をお伝えできればいいなと思って、この記事を書きました。参考にしていただければ幸いです。

サーフボードの手入れ

海上がりに

海から上がったら、雑巾などで海水を拭きます。水があれば、海水を洗ってから拭きます。デッキパッドは海水をたくさん含んでいるので、多めに拭きます。海水を吹きながら、傷などがないか簡単にチェックします。

すぐ壊れるので

サーフボードは、すぐに壊れます。壊れない素材で作られているものもありますが、基本的には、知らない間に壊れていることがあります。波乗り中に壊れることもありますし、移動中に落としたり、当てたりして破損することもあります。壊れることを「クラッシュ」と言います。クラッシュしているところを放置していると、そこからサーフボードの中に海水がどんどん入ってサーフボードの中が痛みます。さらに放置すると、サーフボードを覆っている膜がはがれてきます。早めに対処が必要です。

サーフボード全体を触る。撫でる。小さな傷はわかりにくいですが、大きな傷があれば、手に引っかかりがあります。それで、傷の箇所が分かるときがあります。明らかに壊れたかな、と思ったときは、この作業で傷の有無が確認できます。

サーフボードに塗ったワックスは、塗り重ねていくものです。ただ、季節の変わり目などには定期的に剥がします。その時に、念入りに検査します。手で触ってみたり、日光に当ててみたり、目視したり、爪を立ててなぞってみたり。引っかかりがあれば、念入りに調べます。

応急処置

軽微な破損であれば、応急処置をします。リペアテープの出番です。サーフショップにいけば、リペアテープが売ってます。透明なテープが主流です。ガムテープみたいになってて、切って使います。破損個所よりも大きめの円形になるようにカットして使います。

修理

軽微ではない明らかな破損の場合は、修理が必要です。海に行ってて一時的に応急処置をするのはありですが、そのままにしておくと、どんどんサーフボードが痛んできます。できるだけ、早めに修理するように。

修理の場合は、自分でするか、サーフショップにお願いするか。修理の道具や時間、仕上がりの美しさから考えて、サーフショップに持っていくのが無難です。ぜひとも自分でやってみたい。という方は、「サーフボードを100均材料で修理してみた」をご覧ください。

もっと知りたい方へ

サーフボードについて

サーフボードについて、原点に立ち返って一から勉強したいというサーフィン愛が止まらない人に向けた記事を書きました。ご参考になれば幸いです。

リーシュコードの手入れ

海上がりに

海水が付いたままで置いておくと、金属の部分がすぐに腐食してダメになってしまいます。なので、すぐに、真水で洗い流します。全体を洗ってから、最後に金属の部分を丁寧に洗い流します。

乾かす

金属は真水であっても腐食することがあります。なので、早めに乾かすことが重要です。乾かすときは、直射日光は避けて、陰干しで。リーシュコードの材質はゴムなので、直射日光でゴムが劣化します。また、乾かすときは、リーシュコードが丸まらないように、直線になるように干します。丸まったまま乾かすと、そのような型がついてしまうために、波乗りに支障をきたします。

ワックスが付く

リーシュコードにワックスが付くことがあります。特に問題はありませんが、気づいたときにティッシュなどで拭きとります。ほんの小さなことですが、ワックスの付いたリーシュコードは抵抗が生まれます。

定期的に交換

リーシュコードは、目に見えて壊れることがなく。いつの間にか壊れることがあります。でも、いつの間にか壊れてしまうと重大な問題を引き起こしかねません。命に係わるときもあります。リーシュコードでトラブルが起きることがあります。本当のことです。それぐらいリーシュコードは大事なのです。ですから、定期的な交換が欠かせません。1年に1回は交換したいですね。

もっと知りたい方へ

リーシュコードの付け方

手入れを学ばれる方にお伝えする内容ではないかもしれませんが、リーシュコードの付け方を解説している記事を紹介しておきます。もしかして、そのリーシュコードの巻き方は間違ってるかも?今一度、ご確認を。

ウェットスーツの手入れ

海上がりに

リーシュコードと同じですが、金属部分、ジッパーだったりが海水で腐食してしまいます。また、ゴムや布も塩水で痛みが出ます。なので、できるだけ早く洗いたいところですが、海上がりにすぐに洗えるのは、海から家が近いサーファーだけ。では、どうするか?

水があれば、軽く洗います。できるだけ陰になるところを探して、陰干しします。

濡れたウェットスーツ

サーファーならわかることですが、海に入っているときに「垂れ流しているもの」ありますよね?あれが、ウェットスーツの天敵なのです。あの匂いと汚れ。本当に落ちない。濡れたままのウェットスーツは、あの問題とプラスして、さらに雑菌が繁殖してしまうのです。

私の場合は、海上がりに軽く洗ったウェットスーツをウェットケースに入れるのですが、その下に、スノコのようなものを敷いています。そうすると、スノコのしたに汚いお水が落ちるので、少しはいろんな問題を軽減できます。

きちんと洗う

海から帰ってきたら、早めに洗います。すぐにでも洗いたいところですが、時間がなければ、ウェットケースに水を張り、洗剤を入れて、浸け置きしておきます。洗剤ですが、サーフショップに売っているウェットシャンプーでもいいですが、どこにでも売ってる、特に「尿」に効く洗剤がお勧めです。

ウェットを洗う時には、お湯ではなく水を使います。間違ってもお湯は使用しないように。お湯を使うと、ウェットスーツを接着しているボンドが剥がれてしまいます。

洗い方は、手でゴシゴシとすると、かなり疲れる。5mmジャージやセミドライなどだと本当に重労働。なので、最近は行進するように足で洗ってます。「ゴムが痛む」という声も聴かれますが、痛んでいるようには見えません。逆にきちんと洗えているので、足で洗うのはお勧めです。洗剤を入れた水できちんと洗ってから、水を何回か変えて洗います。きちんと洗えていたら、水の色に変化がなくなってきます。

洗い終わったら、たまにですが、柔軟剤を入れて浸け置きしたり。ミョウバンを入れて除菌や消臭をしたり。特に、季節が変わって、ウェットスーツをしまう時にはこういった処置をしておくと長持ちします。

最後に干します。もちろん、陰干しが基本ですが、できるだけ直射日光に当たりにくいところに干します。裏面が乾いたら、表面も乾かします。首や脇など乾きにくいところがありますので、手で触って確認するように。乾かないままに取り込んでしまうと、知らない間にカビが生えていたりします。

仕舞い方

折れ目が付かないように吊るしておくのがいいのですが、場所を取るし、大きなハンガーじゃないと肩回りが崩れます。なので、腰、膝、脇辺りの折れるのが前提で作られているところで追って小さくたたんで仕舞います。

もっと知りたい方へ

少しだけお時間をください!ウェットスーツの洗い方をお伝えします おススメ洗剤も
ウェットスーツに付いたワックスを落とす方法

ウェットスーツの洗い方を丁寧に記事に書き起こしました。メンテナンスをしっかりすれば長持ちします。あの匂いへの対処もバッチリです。また、ウェットスーツに付いたワックスに困っていませんか?洗ってもなかなか落ちないですよね。簡単な方法で落とせるんです。是非、試してみてください。

フィンの手入れ

海上がりに

フィンを外すことは滅多にない人と、フィンをたくさん持っていて、海に行く度に、波の状況によって、サーフボードを変えてみて、などなど、フィンの交換を楽しむ人に分かれます。フィンを交換しない人でも、たまにはフィンをサーフボードから外してみることを進めます。

あまりにもフィンを交換しないと、フィンとフィンボックスがガッチリとくっ付いてしまって外れにくい、または外れないことがあります。海水が入って塩が結晶化した。ゴミが入って隙間がなくなった。などが原因です。

修理

使っていると、海底で削れたりすることがあります。大きく破損していなければ問題はありません。波乗りに支障が出ることもありませんが、修理して損になることはありません。サーフボードほど修理が困難ではないので、簡単にリペアすることができます。

サンダルの手入れ

海上がりに

水洗いで陰干し。他のサーフ用品のように丁寧に扱う必要はなし。

リーフブーツの手入れ

海上がりに

ウェットスーツと同じ扱いです。ただ、見た目以上にリーフブーツは汚れています。足は、汗をよくかくし、雑菌の繁殖地です。きちんと洗って陰干しするように。

ワックス

ワックスの手入れで思うことは、塗っているときに落としてしまうこと。すると、ワックスに砂や石、ゴミなどが付着します。落とした時に石は確実に取り除きますが、砂はそのままにしてしまうことがあります。ですが、その砂、サーフボードに傷をつける可能性があります。なので、時間があるときに、ワックスに着いたゴミや砂、石は論外ですが、取り除いてやります。

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