プーケット旅行記2008

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タイプーケット旅行記2008

タイプーケット旅行記の前に

年度の初めに今年のサーフィン計画を立てました。
「5月下旬から10月末までプーケットにサーフトリップに行こう」と決めました。
あくまでも予定は未定で、計画が狂うのは世の常人の常です。
サーファー仲間が6月にバリ島にサーフトリップに行くので、一緒に行く事になりました。
バリ島から帰ってきてから、間髪おかずにプーケットに行こうと思っていたら、急な仕事が入って、予定が先延ばしになりました。
ということで、結局、その仕事が終わってからプーケットに行く事にしました。
期間は、9月上旬から11月末までの約3ヶ月間。
まずプーケット情報を集めました。
プーケット旅行記など見たり、雑誌で情報を集めたり、ネットで検索したり・・・。
といっても、一度知ったるなんとやらで、一度行った事があるので、それほど情報もいりません。
まず、航空券を3ヶ月オープンで手配です。
やっぱりシンガポール航空がいいので、シンガポール経由プーケット島行きの三ヶ月オープンを手配しました。
それにしても、燃油サーチャージがバカ高い。
ホテルは、前に利用したゲストハウスを現地に住んでいる日本人サーファーに手配してもらいました。
空港からゲストハウスまでの送迎は、空港にタクシーカウンターがあるので現地に着いてから手配する事にしました。
これで事前の準備は、完璧です。

タイプーケット旅行記の始まり

出発当日、関西空港に行き、搭乗手続きをし、飛行機に乗り、チャンギ空港に着きました。
ここで数時間のトランジットです。
この空港は、かなり広くていろいろなショップもあり、食べ物屋もあり、スポーツバーなどもあり、なかなか面白い場所です。
ですが、それらを満喫する暇もないぐらいのトラブルが起こりました
事の起こりは、関西空港に向かうバスの中です。
居合わせた乗客と何気なく会話を交わしました。
相手「どこに行くの?」
俺「プーケットです。」
相手「えーーーたしかプーケットの空港って、今、閉鎖されてるよ」
俺「マジですか???]
相手「空港の搭乗カウンターで確認してみたほうがいいよ。」

非常に親切な方でした。
早速、搭乗カウンターでその旨を伝えました。
しかし、その事を知っている職員が居らず、急にあたふたしだしました。
そして、数人で電話を掛け出しました。
「たしかに閉鎖はされていたようですが、空港閉鎖は解除になってます」と言われ、一安心しました。
ですが、一つだけ問題が発生です。
関西空港からシンガポール空港の航空券は発券されるのですが、シンガポール空港からプーケット空港までの航空券が発券されません
「シンガポール空港で発券の手続きを取ってください」と職員の方に言われました。
で、シンガポール空港に着き、発券カウンターに行きましたが、「10分後に来てくれ」と言われました。
10分後に行くと、「プーケット空港が閉鎖されているので、今日のフライトはキャンセルになった。」と言われました。
それで、紙になにやらホテル名を書き、「ここに行ってくれとホテル代はこちらで持つし、行きのタクシー代もこちらで払うから」と言われました。
断っておきますが、俺は英語がほぼ出来ません
ゆっくり話したり、カタコトの英語、単語だけの英語しか出来ないので、多分こう言っているのだろうと推測するしかありません。
さて、どうしたものか、英語は出来ない、空港が閉鎖になったとして何時再開されるのか?それまでホテルに居る事が出来るのか?本当にお金を払わなくていいのか?などなど疑問がどんどん沸いてきます。
こうなったら日本のシンガポール航空に電話するしかありません。
背に腹は代えれないというわけで、日本のシンガポール航空事務所に電話をかけようとしましたが、困った問題が起こりました。
既に事務所が閉まっている時間帯で、電話の応対に出てくれません。
仕方なく、ぜんぜん関係ないとは思いましたが、成田空港のシンガポール航空の荷物係りに電話しました。
日本語が通用するってのは、ありがたいですね。
事情を話すと何とかかんとか対応してくれましたが、いかんせん、現地にいるわけではないので、どのように対応したらいいか困っている様子です。
とりあえず、指定のホテルに行ってくださいと言われましたが、行ったはいいがその先どうなるのか???
問題はまだまだ解消されていないのですが、時間もドンドン過ぎていくし、仕方なく指定されたホテルに向かいました。
ホテルに着き、ホテル名の書かれた紙を見せて、カタコトの英語で「シンガポール空港から指定されてココに来ました。」といいました。
すると、既にそういったお客様がいたのか、シンガポール空港から電話でだれそれがソコに行くからと指示を受けていたのか、すんなりとチェックインが出来ました。
渡されたルームキーを持って部屋に行ってびっくりです、メチャクチャ広い。
ワンフロアに4部屋しかないですからね。
部屋に着いて、どっと疲れが押し寄せてきました。
バスタブにお湯を張り、風呂に浸かりながらビールで一人乾杯です。
マジで疲れていたみたいで、寝つきの悪い俺がバタンキューでした。

さてどうなったでしょうか???

次の日の朝、ニュースなどを見ていると部屋の電話が鳴りました。
電話口からは、日本語が聞こえてきます。
どうやら、シンガポール航空のシンガポール事務所に勤務している日本人の方からでした。
いやーーーこれで一安心です。
が、根本的なプーケットの空港閉鎖問題は解決していないわけで・・・この先どうしようかという話です。
その方の話を聞くと、空港の閉鎖は何時まで続くか分からない、ホテルは明日の朝にはチェックアウトが必要でそれ以降は自腹で一泊4万円がかかるらしいという事でした。
ホテルで缶詰になっていても仕方が無いので、夕方まで待っても事態が好転しそうになかったら、航空券を手配してバリ島に行く事にしました。
期限の夕方になりましたが、ニュースを見ていても空港の閉鎖は解除になっていないようです。
なので、バリ島行きの航空券の手配をしようと話をしていると、「空港の閉鎖が解除されましたので、至急、シンガポール空港に向かってください」と言われました。
至急と言ったって、荷物も片付けないといけないし、チェックアウトをしないといけないし・・・。
それでも、なんとか空港にたどり着き、無事、飛行機に乗りプーケットに到着しました。
その時は、プチパニックになりましたが、振り返ってみるといい思い出です。
更に英語の出来ない俺が、英語でやっているテレビのニュースをなんとなく理解できるようになりました。
こういうことを、火事場のバカ力と言うんでしょうか。
やる時はやるんですね。

本当のタイプーケット旅行記の始まり

プーケット空港に到着し、入国審査をパスして、空港ロビーに向かいました。
そこには、待ってましたとばかりにタクシー業者が待ち構えています。
両替をするかどうか迷いましたが、手持ちで数百バーツがあったし、タクシー料金が500バーツでいいらしかったので、とりあえず止めときました。
一番最初に寄ってきたタクシー業者が「ミニバスで180バーツでどうだ???」と言ってきました。
情報では、500バーツだったのに???
他を調べても一緒だろうからと思い、そこで手配を頼みました。
失敗しました。
一人乗りではなく、乗り合いタクシーだったので、滞在予定のゲストハウスに到着するまでに二時間ほどかかりました。
プーケットに住んでいる人とゲストハウスで待ち合わせのはずだったのですが、あまりに遅くなってしまったので帰ったみたいです。

サーフィン編

次の日は、一日遅れた分を取り戻そうと早起きしてサーフィンに出かけました。
が、波も小さく良くはなかったですが、何本かいいライディングが出来たので、よしとしましょう。
明日からは、いい波を期待しますよ。

サーフィン大会編

プーケットに到着してから三日後にサーフィン大会が開催されました。
俺は、このサーフィン大会に出場するべく、プーケットまで来たとも言えます。
サーフィン大会が開催されるのは、プーケットでサーフィンが一番さかんなカタビーチです。
サーフィン大会には、総勢100名以上が参加し、延べ三日間に渡って開催される一大イベントです。
そんな一大イベントですが、今年はかなりの悪天候で、初日は途中で中止になりました。
二日目も朝方は様子見で午後から始まりました。
俺は二日目の午後から一回戦を行い、見事に負けました。
残念、無念、来年に期待です。

ご飯編

さぁ、待ちに待った昼飯です。
プーケットの楽しみといえば、一番はサーフィンですが、二番はご飯です。
旨くて安くて種類が豊富と三拍子が揃っています。
四年前に来た時もそうですが、ご飯に飽きるという事が無い。
最初の食事は、前に来た時のお気に入りで、ほとんど毎日ご飯を食べていた食堂に行きました。
ちょっとビックリしたのですが、かなり小奇麗になってました。
以前は、家の軒先に厨房施設を設けていただけの安ローカル食堂だったのに・・・。
店の作りは綺麗になり、店員の制服は統一されていて、ただ嬉しい事に値段は安いままでした。
まず一食目は、チャーハンとトムカーカイを頼みました。
トムカーカイとは、ココナッツ味のスープで、トムヤムクンのココナツ味バージョンです。
日本人的な舌には、癖がありすぎて合わないかも。
どちらも、昔の記憶のまま、旨かったです。
今回もココが俺の常食レストランになりそうです。

驚き編

前に来た時との違いは、やたらと観光客が多くなっていること。
前に来た時は、本当に数える程度だったような記憶ですが、今回はそれこそうじゃうじゃ人が居ます。
こじゃれたレストランには、ヨーロピアンばかりです。
サーファーも多く、常時20人ぐらいです。
サーファーは、ヨーロピアンも多いですが、圧倒的に日本人が多い。
前に来た時は、ほとんど見かけなかったのに。
やっぱり景気がいいからかな。
プーケット島的には、観光客がたくさんほしいでしょうけど、サーファー的には、人が少ないほうがいいですね。

トラブル編

こんな事初めてだったのですが、バイクでこけました。
それもかなり大きくコケマシタ。
こけた理由もかなり間抜けでして、犬に追いかけられました。
知らなかったのですが、犬が追いかけてきたら、逃げたらダメだということ。
世の中の常識らしいです。
そのおかげで、膝や肘などがズル剥けになりました。
日本と違い、海外は衛生的に問題があるので、速攻で薬屋さんに行きました。
店員に傷を見せて薬をもらいました。
バクテリアなんたら、・・・よくは分かりませんが、飲んだほうがよさそうです。
薬とともに消毒液などももらいました。
物価から考えると薬の値段はかなり高額です。
薬を飲んで安静にしてましたが、何も影響が無さそうです。
ということで、怪我から一週間ぐらいでサーフィンを再開しました。
それから、数日後、急に歯が痛みました。
かなりの激痛です。
これは、歯の神経がやられたなと思いました。
でも、もしかしたら???怪我からばい菌が入ったのかも???
速攻でインターネットで情報を見つけました。
ビンゴです。
どうやら破傷風の一歩手前のようです。
余っていた薬を飲んだところ、歯の痛みも無くなりました。
海外は衛生的にも日本とは違いますので、用心するに越したことはありません。

ビザ取得編

プーケット島滞在も一ヶ月に近づきました。
ビザなしでの入国だと一ヶ月しか滞在できません。
なので、一度隣国に出国してから入国することで一ヶ月の滞在許可を得る必要があります。
タイの隣国といえばミャンマーです。
これらの手続きをするためにツアーといいますか、旅行があります。
ビザランとかミャンマートリップなどと呼ばれています。
前に来た時も行きましたが、かなり過酷な旅行です。
車に乗ること約5時間で出国事務所に着きます、そこから船に乗り対岸のミャンマーの入国事務所に約30分で行きます、で帰ってくるのに約30分、そこから車で約5時間で宿に到着。
やっぱりしんどかったです。
二度とごめんこうむりたいですが、3ヶ月滞在するためには、もう一度だけ行く必要があり、次に行くことを思うと憂鬱でたまりません。

結末編

二ヶ月目の中盤に差し掛かった頃に突如危機が訪れました。
20世紀最大の危機とも言われるサブプライムローンとリーマンショックからの金融危機です。
直接の影響を被ったわけではありませんが、いろいろと問題が降りかかってきそうです。
ということで、日本へ帰国する事にしました。
予定では三ヶ月滞在でしたが、半分の一ヵ月半になりました。
スリランカの時といい、今回といい、長期滞在は無理なようです。

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