熊本大分を温泉巡り
温泉巡ってお手伝い
熊本地震の後に黒川温泉、杖立温泉、長湯温泉へ行ってきました。何度も訪れている好きな温泉地でもあります。
震源からは離れているが、実際の被害はどうなのか?微力ながらお手伝いでも出来ればと思いながら向かいました。
最初の目的地「黒川温泉」。滞在していた大分から車で約50km。ところどころ道路は片側通行になっていて微妙に崩落したり土砂崩れだったりですが、通行に支障はなし。通常走行で問題ありませんでした。
黒川温泉の駐車場に車を入れる。この駐車場ですが、普段なら満車です。平日でも満車なのに、今日は車がまばら。人の動きもありません。見当たりません。
目的に共同浴場「穴湯」へ。ココはほとんど人は居ません。まさに穴場な浴場。温泉を堪能し、温泉街を散策。でも、人が居ない。見当たらない。こんなの初めて。酒屋へ入ってみました。店主が言うには、棚の商品は割れまくって被害があったが、建物に被害は無かったそうです。ただ、地震以後、お客さんは激減したと。息子さんは熊本市に住んでいて、被害の無いこっちに来てほしいが、生活があったりでそれは叶わない。でも、生きてるだけでありがたいと。ほんとにそうだと思います。
微力ながら、日本酒が好きなので純米酒を二本いただきました。
お昼時だったので、黒川温泉にあるご飯屋さんへ。店に入ると、店員さんが掃除をされていました。が、お店は営業中。お客が居ないから掃除をしていたようです。
赤鳥に豚トロ、ホルモン、ハラミ、、、どれも素晴らしく美味しかったです。
お昼時は少し過ぎていましたが、それにしてもお客さんは居ません。僕だけでした。普段だったら、たくさんのお客さんでにぎわっていたことでしょう。
黒川温泉を後にして、福岡県との県境にある杖立温泉へ。ココは、山間にある普段でもがけ崩れが頻繁に起きそうなほど、急峻な場所にある温泉地。被害が予想されたが、断水はしているようだったが、特に目立った被害は見当たりませんでした。ただ、ココも観光客は皆無です。
この時期はゴールデンウィークの催しである川沿いに大量の鯉のぼりを泳がせるのが話題です。これを見るために大勢のお客さんが平日でも訪れるのですが、この日はまったく見当たりませんでした。
お目当ての「元湯」へ。ココは、無料の温泉。杖立温泉自体に人が来ない事もありますが、ゆっくりと入ることができます。源泉は高温なので水を加水してお湯の温度を下げないと入れない。ですが、断水しているので入れない。と思いましたが、入ることが出来ました。たぶんですが、雨水を加水して温度を下げていたような。
杖立温泉の名物は蒸し料理。温泉の蒸気で材料を蒸し上げます。その施設が無料で使うことができます。ココに来る前に、定番の玉子やさつまいもなどを買って持ってきましょう。ココでは売ってません。
温泉に入る前に蒸し器に材料を入れておくと、帰る頃になると蒸し上がっています。ほんとに美味しいですよ。マジでお勧めです。
違う日に長湯温泉へ行ってきました。ココは由布院の南に位置している温泉地です。全国的にも有名な「ラムネ温泉館」があるところとしても知られています。平日でも駐車場は、他県ナンバーでビッシリ。土日は混雑必死の人気施設です。
ですが、今日は、お客さんがあまり居ません。しかも、地元の方がメインでした。店員に聞いてみると、やはり震災の後は、お客が激減しているようです。
ラムネ温泉館は、名前の由来になっているラムネ。蓋を開けるとシュワシュワとする炭酸を高濃度に含んだ温泉です。湯船からは、パチパチと炭酸がはじける様子を見ることができます。顔をお湯に浸けると、ほどなくして刺激を感じて赤みを帯びてきます。肌が活性されている証拠です。美顔になりますよ。
地震の被害のあった場所の復興は大事ですが、その回りから再建していって、そこから中へと波及していく事も大事ではないかなと思います。
今回で取り上げた温泉地は、ほとんど被害を受けていませんし、通行に支障はほとんどありません。復興を加速させるためにも現地を訪れましょう。